おとーさんとアルツハイマー型認知症。

慢性硬膜外血腫の疑いでMRI/CT受けてきたおとーさん。診断はアルツハイマー型認知症の初期、でした。手術は要らないから認知症進行しないね、と安心したのも束の間、アルツって不可逆進行でむしろ厄介らしい。

おとーさん先ほどから1時間以上、処方された薬を日にち毎に並べようとし、できなくてイライラしている。母には気を許しているように見えるけれど、私の目は見ない。ちょい悪おとーさんと言ったところか。。。 まだまだ先は長いらしいから、この程度じゃちょい悪にも達していないかもな。

つい朝方、血腫がなかったという診断結果を聞いて、啄木の
「かなしくも
 頭のなかに崖ありて
 日毎に土のくづるるごとし」
など吟じて心境を表現してみせ、これからみんなで頑張っていこうねという私に「ありがとね」と目に涙を浮かべたりもしていたのに。

いいおとーさんどこ行った!
波があるんよね〜


一般的なアルツハイマーは進行が遅いというけれど、ここ1か月、そしてこの数日のおとーさんを見る限り、進行は早く見える。MRIの所見はアルツだけど、ウチのおとーさん本当にアルツかな? 体感だと慢性硬膜外血腫がピッタリくるんだけどな。

勉強が必要になりそうなので、初回の画像診断の結果を残しておこう。

診断:
  • VSRADによる解析ではアルツハイマー型認知症等の変性性認知症が示唆される。
    • VSRAD = アルツハイマー型認知症の原因と考えられている脳の萎縮度をMRI測定。特に海馬傍回・海馬・扁桃(記憶関連)。これだけではアルツ確定には至らないけど、おとーさんはVSRADスコアga2.72でかなり高め+HDS-Rが10点だったから、ほぼ確かなあ。。。
  • 軽度慢性虚血性変:左右側脳室周囲に軽度の拡張・慢性虚血性変化(Grade IIの脳室周辺病変PVH)。
    • 動脈硬化・高血圧・糖尿病・加齢などにより毛細血管に血流低下が起こるのが原因。認知症発症リスク。
  • 変形性頚椎症。
  • その他:
    • 頭蓋骨内出血を疑う所見なし。
    • 左右規定核に血管周囲腔拡大。
    • 側頭葉内側・頭頂葉の萎縮。

明日からドネペジル(アリセプトのジェネリック)3mgを飲み始める。怒りっぽくなる・眠れないなど副作用が多いようなので注視!

それとここ1週間、処方された薬が分けられなくなって長時間大苦戦しているので、誤飲しないよう注意が必要かも。

がんばれおとーさん!
アタシ応援する!
楽しく美味しく穏やかにいこう!