週刊おとーさん。2023年7月半ば〜。

来年はモロッコインゲン植えようとかアスパラ増やそうとかミニトマトの種類はどうしようとか話しながら、来年みんなで収穫する日はちゃんと来てくれるのかなって常に思う、そんな感じの毎日。

2023年7月15日。

以前のようには食べられなくなって、だからこそ「完食」にこだわっていたように見えた。だからご飯の盛りを気持ち少なくしていたら、それが不満だった模様。私には直接言わないけど。だから痩せてしまったとおかーさんに言ってたみたい。
まあ老化が原因じゃないと思ってることはむしろいいのかな。明日から普通盛りにします。食べられるだけ・食べたいだけ食べてくれれば、私とすればそれが一番。

今日は、ブラタモリという番組が面白くて私が見入ってしまったために、テレビ主導権を奪われておとーさん不機嫌化。私は別にテレビなんかどうでもいいので見たい番組あればそう言ってくれればいいだけなのに本当に面倒臭い。万事この調子で日々ウザイことこのうえなし。。。
うっざ。。。って思うけど、この程度のことは大昔からの定番で、ほんまもんの認知症はこんなもんじゃないはずだ。覚悟しないと。

2023年7月17日。

おとーさんは日本酒を飲みすぎないように自戒していて、その流れで（私のお気に入りの）ビーカーで1合を図るようになった。夏なのでガラスのビーカーは涼しげだし悪くない。
でもね、ビーカーを探そうと、冷蔵庫を漁るようになっちゃった。冷酒→冷たい→冷蔵庫、って連想ゲームなのかな。指摘するとクルクルパーの動作をしてみせる。何をどう理解しているのか、誤魔化しなのか読めない。。。

今日も朝の散歩には出かけ、庭の掃き掃除もしてくれていた。ミニトマトの収穫も楽しげにやってくれる。で、1日の終わりに、酒器を探しに冷蔵庫を開けちゃう。。。

確実に、少しずつ子供に帰りつつあるような、そんな感じだ。

2023年7月23日。

19日に転院先へ。
いい意味でも悪い意味でもいい病院だなという印象。
先生はとてもいい感じ（これ超大事）・専門的な判断は一切しないorできない・そういうときは専門医紹介に全振り。高齢者向けの医療ってこういう感じがいいのかもねと思ったわ。

私が心臓が心配と訴えたから→心電図測る。
私が糖尿が心配と訴えたから→血液検査する。
何も訴えなかったら多分何もしなかったっぽい。老人は死ぬのが普通と思っている先生。そして、それは正しいと思う。

そんな転院先で処方されたおとーさんのお薬は、今までと全く同じだった。だって老人は死ぬのが普通と思ってる先生がチャレンジするはずがないのだ。ご自身も80過ぎてるしね。
そして、ウチもそれでいいと思ったよ：

お薬手帳：

バルサルタン 80mg Me x1錠
- 高血圧症
ジャヌビア 50mg x1錠（シタグリプチン）
- 2型糖尿病

ここ1週間ほど調子があまり良くない。散歩もお休み。
食べる量は一時より増えて、朝昼晩と調子が良ければ私と同じくらい・悪くても8分目くらいは平らげる。食間には最近大好物になったアイスを午前午後の2回。7時半からの晩酌には小皿に大盛りのおつまみも完食してる。
でも、痩せてきてる。。。腕も足腰も半年前とは全然違う。

今朝はおかーさんが「おとーさん！」と呼ぶ声で目が覚めて、慌てて寝室に駆け込んだけど夢だった。

2023年7月30日。

眠れん！

あまりの猛暑につき、今夜は今年初めて1階リビングにエアコンをつけておとーさん・おかーさんが寝ている。慣れないことなので、おとーさんは最後まで渋って不機嫌。

不機嫌はさておき、私も同様に一階和室で寝るつもりなのだけれど、9時過ぎに就寝したおとーさんがあれから2時間一度もトイレに行っていない。
いつもなら、頻尿で就寝後1時間に2回はトイレに行く。一晩に10回ほど行ってるんじゃないだろうか、、、それが、今夜は一度も起きてこない。

不眠症のあるおかーさん・頻尿で最近寝不足気味のおとーさんを、みだりに起こすことはできない。でも、寝てから2時間一度もトイレに起きないっておとーさん大丈夫なんだろうか？？？
立て付けの悪い和室の引き戸を開閉するたびデカい音がして、それで目を覚ましてしまわないか心配しつつ、何度もリビングのすりガラスのドアの前まで行き、おとーさんの様子を確かめる。
確かめるって言ったって、ドアを開けるわけにいかないし、ドア越しでよく見えない。しばらく息を潜めて目を凝らしていると、仰向けのおとーさんの姿勢が1時間前を変わらないような気がして、不安になりドアを開けてしまいたい衝動に駆られた。さらに闇に紛れていると、微かに寝息がふたつ確認できた。ホッとする。

しかし、2時間トイレなしは明らかに普通じゃない。。。
眠れん。